コラム3回目の今回は、いよいよ「キッチンカーを呼ぼう!」と決めてから、具体的にどんなキッチンカーを誘致するべきなのか、そのポイントをお伝えしようと思います。
3.キッチンカー誘致5つのポイント
5つのポイントに入る前に、キッチンカーを呼ぶシーンとしては、2つに大別される点について、触れさせて頂きます。
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- 平日・オフィス街への誘致
こちらは、いわゆる「ランチ難民」のオフィスワーカー向けに、ランチタイムにキッチンカーを誘致するケースです。
一般的には、同じ場所に、日替わり(週単位)で異なるキッチンカーを呼びます。
オフィス街以外にも、大学などにも誘致するケースがあります。
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- 休日・イベントへの誘致
こちらは、主に休日に開催される地域のお祭りやフェス・マルシェといったイベントに、キッチンカーを誘致するケースです。
1台のみの場合もありますが、大規模なイベントだと、複数台~10台以上のキッチンカーがずらりと並ぶこともあります。
また、一日(または数日)限りのイベントのみならず、サッカースタジアムや野球場にもシーズン中、定期的にキッチンカーが出店したり、住宅展示場やカーディーラーなど企業の販促イベントにもキッチンカーを呼ぶケースもあります。
今回は、長期的なキッチンカーの誘致の観点から、平日・オフィス街への誘致を中心に、ポイントをご説明して参ります。
キッチンカー誘致によってランチ需要を満たすには、「永く愛される場づくり」が必要となります。
⻑期的に、⾜を運んでもらえる場づくりには、ある程度の期間と工夫が必要です。
キッチンカーを目にする機会が増えてきたといっても、やはり「実際の店舗」に比べて、キッチンカーでの購入に至るまでの“心の障壁”は高いもの。
言い換えれば、実際の店舗に比べて、信用度が低いんですね。
なので、一度見かけただけでは、なかなか購入に至りません。
(もちろん、初日から購入していただくお客様、キッチンカーのランチが好きな方もいらっしゃいますが)
何度も見かける、人が購入している様子を見かける、周囲から(良い)評判が聞こえてくる、そんなきっかけが重なり、購入に至ることが多いのではないでしょうか。
そのため、ただキッチンカーを呼べばいいのではなく、以下の5つのポイントを頭に入れつつ、キッチンカーを選ぶ必要がでてきます。
- 美味しいこと
- 毎⽇⾜を運んでも、飽きない商品ラインナップが⽤意されていること
- スピーディーな提供ができていること
- 場やお客様とマッチした⾞両・提供メニューであること
- クリーンな環境が維持できていること
言わずもがな、ひとつめはキッチンカーの食事が美味しいことが大前提となります。
昨今、キッチンカー業界も競争が激しく、ごまかしがきかなくなっているため、素材や味にこだわり、実際の店舗と変わらないかそれ以上のクオリティのお店が増えてきています。
とはいえ、そのクオリティがちゃんと維持できる体制が整っているのかも含め、しっかりと見極める必要があります。
キッチンカーは限られたスペースでの調理が余儀なくされます。そのため、どうしてもキッチンカーのメニューって、同じようなものに偏ってしまいがちだったりします。
そんな中でも、工夫を重ね、オリジナリティをしっかりと打ち出したキッチンカーも増えてきました。
「あの場所に、毎日でも行きたい!」という場を醸成するには、誘致しやすい商材に頼らず、バリエーションを持たせた構成にすることも大切なポイントです。
例えば、お肉系・お魚系、和・洋・中、がっつり系・ヘルシー系など…色んな客層が関心を持ってくれる商材を用意していきましょう。
オフィスワーカーのランチタイムは時間勝負。「ゆっくりお店に入って食事をする時間はない、でもコンビニで済ませるのは味気ない…」そんな悩めるランチ難民こそ、キッチンカーのターゲット層。
こういったお客様が満足して、また足を運んでもらうには、スピード感も非常に大事な要素です。
ランチタイムの営業は、一般的には2時間~2時間半程度。その限られた時間に、何食提供できるキャパシティがあるのか、オーダーから提供まで、お客様一人あたり何分かかるのか、こういったところも確認する必要があります。
オフィス街と一口に言っても、街によってお客様の属性は異なります。
同じ街でも、通りをひとつまたげば、景色が全く変わることも多々あります。
キッチンカーを誘致する場所は、どういったお客様が多くいらっしゃって、どのようなメニューが好まれるのか、そして、キッチンカーが並ぶ場所はどのような車両であれば、周囲の景観を損なわないのか、そういったことも、「永く愛される場」となるには重要なポイントです。車両については、テナントオーナーの意向も反映されやすいポイントですね。
「うちはスタイリッシュな景観が特長のオフィスビルだから、キッチンカーも黒やグレーなどシックな色合いに統一したい。」といった要望や、「キッチンカーが並ぶ場所は、天井高に制限がある。高さが3メートル以下にしてほしい。」といった設置場所の制約が発生する場合もあります。
キッチンカー設置場所の設備要件を把握しつつ、どんな場に育てたいか、を反映したキッチンカー選びが求められます。
オフィス街でのキッチンカー出店は、一般的にオフィスビルの公開空地や駐車場の一角などを使用します。
ランチタイム以外は、一般の方が行き来したり、来客用の駐車スペースとなったり、そのオフィスの顔ともなる場所です。
そのため、キッチンカー誘致によって、その場所が汚れてしまったり、においがこもってしまったり、オフィスビルのイメージがマイナスになってしまうことは絶対に避けなければなりません。
また、キッチンカーは暑い夏場でも出店します。
キッチンカーの外を汚さないことはもちろん、キッチンカーの中も常に清潔に保ち、提供する食事の衛生管理を徹底する必要があります。
保健所の営業許可の範囲内で営業を行っているか、消防法の条件をクリアしているか、万が一に備え、PL保険は加入しているか…。
商品や車両の外観だけではわからない、大切なチェックポイントがたくさんあります。
これらをはじめの誘致の時だけでなく、定期的にチェックすることで、安心して皆様にご利用いただける場が作られていくのです。
ここまで、キッチンカー誘致の5つのポイントを挙げさせて頂きました。いかがでしたか?
オフィス街のランチを中心に記載はしましたが、これら5つのポイントは、イベント等他の場所でも共通といえます。
残念ながら、これら5つのポイントについて十分な考慮がなされていないと、キッチンカーが出店しても、
なかなか売り上げに結びつかない
↓
ころころお店が変わる
↓
キッチンカー出店場所として認知度があがらない
↓
場所が育たない
という悪循環が生まれてしまうのです。
キッチンカーの運営・管理を承ります
キッチンカー・こちるでは、自らがキッチンカー事業者という最大の強みを生かし、キッチンカー出店場所の運営・管理を行うことが可能です。
様々な場所でキッチンカー出店するなかで、「本当に美味しいキッチンカー」による豊富なメニューラインナップをご用意します。
選定時には、メニューの種類・提供スピード・価格の妥当性・衛生管理といった複数のチェック項目を設け、キッチンカー出店場所のコンセプトにそったキッチンカーを誘致。
もちろん、「永く愛される場づくり」は誘致してからが本番。
テナントオーナー様と予め定めたルールに沿って営業を行っているか、お客様の反応はどうか、キッチンカー事業者にとっても、もっと販売数を増やすためにどこを改善すべきか、そんなことを日々確認・工夫しながら、より多くの方に喜んでもらえるよう、場の醸成を図って参ります。
キッチンカーを誘致してみたいとお考えの方は、詳細をご説明させて頂きますので、ぜひお気軽にお問合せ下さい。
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