前回のブログでは、キッチンカーをとりまく状況やキッチンカーの種類について、ご紹介しました。
(前回のブログは、こちら)
今回は、具体的に「キッチンカーを呼びたい!」と思ったときに、誘致する方法についてご紹介します。
2.キッチンカーを呼ぶ方法
●キッチンカーの仲介会社へ依頼する
平日オフィス街に出店しているキッチンカーの多くが、仲介会社経由で営業を行っています。
仲介会社にも、いくつかのかたちに分類されます。
-プラットフォーム提供型(オープン)
キッチンカーを誘致したいと考えるオーナーが、テナント情報を専用サイトに掲載します。
キッチンカー事業者は、専用サイトに公開された情報より、都合のよい日程を予約、諸条件が折り合えば、予定の日時に出店することができます。
出店料は予め固定となっているケースがほとんどです。
テナントオーナーとキッチンカー事業者、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
【テナントオーナー】
〇メリット
・自身が貸し出したいときにだけ、空地を貸し出すことができる
・登録する空地はビルに限らず、自宅駐車場やマンションの公開空地でも可
×デメリット
・自身でサイトの情報を掲載(及び更新)する必要がある
・応募者に対し、出店許可を出すかの判断や、個別の問合せに対応する必要がある
・万が一、貸し出した場所に汚れや破損があったとしても、基本的には自身でキッチンカー出店者と問題解決しなければならない
・物件によっては、応募が入らない、入っても単発の応募で終わってしまい、安定的なキッチンカー誘致につながらないケースもある
【キッチンカー事業者】
〇メリット
・応募したい物件に空きがあれば、まずはお試しで1回出店、急遽予定が空いたから、その日に出店、といった融通を利かせられる
・スキマ時間にサイトをチェックし、好きなタイミングで申し込める。
×デメリット
・人気物件はまず空かないので、結果的に成果を出しにくい(売れにくい)物件が多く、見極めが必要
・雨天であっても出店料は発生するケースがほとんど
主なサービス:
軒先ビジネス
運営会社:軒先株式会社
設立:2009年
登録スペース数:7,000件(累計/2019年11月現在)
利用者数:10,000件(累計/2019年11月現在)
-プラットフォーム提供型(クローズド)
オーナーが細かな条件(出店日時・販売品目・車体の形状等)を運営会社に伝え、運営会社にて、あらかじめ登録しているキッチンカー事業者向けに、募集を行います。基本的には、その募集要項は登録者にしか開示されません。
【テナントオーナー】
〇メリット
・募集・選定は運営会社が行うため、手間が少ない
×デメリット
・個人オーナーでの依頼は困難(大手オフィスビル運営会社や大規模イベンターが中心)
【キッチンカー事業者】
〇メリット
・定期的に出店募集情報が得られる
・予定があう日にだけエントリーが可能
×デメリット
・特に平日ランチは空きが少なく、開業しても予定が埋まらない状態が続く
・単発イベントについては競争が激しく、なかなか当選しない(=出店できない)
・応募をしてから抽選結果が出るまで、時間を要することが多い
=落選の場合、別の予定を入れられず、出店機会を逸することとなる
主なサービス:
ネオ屋台村
運営会社:株式会社ワークストア・トウキョウドゥ
設立:1998年2月
登録スペース数:非公開
登録台数:450台(2019年11月現在)
TRUNCH
運営会社:株式会社Mellow
設立:2016年2月
登録スペース数:160件・93か所(2019年11月現在)
登録台数:660台(2019年11月現在)
-出店者による管理型
キッチンカー事業者自らがそのテナントオーナーより一任され、管理・運営を行います。
自身が出店する曜日以外を、他のキッチンカー事業者に出店場所として提供します。
オープンに募集することは少なく、横の繋がりでキッチンカー事業者を募ることが多いです。
【テナントオーナー】
〇メリット
・信頼関係を構築しているキッチンカー事業者に募集・選定を任せられる
×デメリット
特になし
【キッチンカー事業者】
〇メリット
・キッチンカー出店実績のある場で、営業を開始できる
・オーナーとの距離も近く、良好な関係を築きやすい
・管理・運営を行っているキッチンカー事業者に相談ができ、「売れる」ヒントを得られることも多い
・曜日固定で出店ができるため、出店予定を確保できる
×デメリット
・空き情報が公開されていないため、出店までのハードルが高い
●自身で募集をかける
プラットフォーム提供型(オープン)にも似ていますが、キッチンカー募集の専用サイト以外にも、募集をかける方法がいくつかあります。
地域のお祭りやイベントにキッチンカーを誘致するのであれば、お祭り・イベントの告知とあわせ、キッチンカーも募集している旨を記載したり、SNSやWEBでキッチンカー事業者を検索し、コンタクトをとることも多いです。
また、ジモティーに代表されるコミュニティサイトから募集をかけることもできます。
イベントなど限られた日程でキッチンカーを呼びたい場合や、まずはお試しでキッチンカー誘致をお考えの場合は、まずは、SNS・WEB等で「気になるキッチンカー」を探すことをお勧めします。
キッチンカーの出店は、単なる収入源ではなく、「場の醸成」につながります。
オーナー・イベント主催者の想いや趣旨にマッチしたキッチンカーを誘致しなければ、せっかくの場が育たなくなってしまいます。
そのため、まずは好みを優先し、信頼できるキッチンカー事業者を見つけることが重要です。
当店でも、SNSやWEBで当店を知って頂き、車体(お店)の雰囲気を気に入ってくださったり、「無添加」「砂糖不使用」「グルテンフリー」などの商材が顧客層とマッチするなど、お店のコンセプトに共感していただくことで、出店に至るケースが増えてきています。
依頼主のご要望をお聞きし、当店以外のキッチンカーも誘致することも可能ですので、ちょっと話が聞いてみたい、という方はぜひお気軽にお問合せ下さい。
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