旬の野菜のご紹介～さつまいも～｜こちる cochill juice 旬の野菜のご紹介～さつまいも～

この記事をシェアする

気温が徐々に下がり始めたころから、「今年の焼き芋はいつからですか？」との問合せをたくさん頂きました！
皆さん、今年も当店のつぼ焼き芋を楽しみにして頂き、ありがとうございます！

当店の焼き芋は、信楽焼の大きなつぼで、長時間じっくり焼き上げています。遠赤外線効果で甘味を引き出し、皮ごと食べられる柔らかいおいもとなっています。

つぼ焼き芋については、昨年のブログをぜひご覧くださいね！

さて、本日は、こちるの秋冬の風物詩となりつつあるつぼ焼き芋の材料である「さつまいも」について、改めてご紹介！

さつまいもの栄養

まず、さつまいも100gあたりに含まれる栄養素は、以下の通りとなっています。

さつまいもに特に多く含まれる栄養素と効果をまとめてみました。

●ビタミンC
ビタミンCはコラーゲンを作る手助けをしてくれる栄養素。「ビタミンC＝お肌にいい」というイメージがありますが、肌にハリを持たせてくれるほか、シミ・しわを防いでくれる効果も。
他にも、ストレスから体を守る、動脈硬化の予防、免疫力を高めて風邪をひきにくくしたりするはたらきが期待できます。
寒くなり、乾燥や風邪が気になるこの季節こそ、積極的に摂取したい栄養素ですね！

●食物繊維
食物繊維の効果は、言わずもがな便秘解消ですね。食物繊維は噛み応えがあるので満腹感を感じやすく、しかも低カロリーなので肥満予防にも効果的。糖尿病や高血圧などの生活習慣病の予防にも効果が期待できます。

●カリウム
カリウムは、高血圧予防やむくみ解消に効果的。体内の余分な塩分を排出してくれますよ！

●ビタミンB群
さつまいもに含まれるビタミンB1は疲労回復効果、ビタミンB２は、脂質をエネルギーに変えて、皮膚の健康と体の成長を助ける効果があります。

●ヤラビン
さつまいもを切った時に出てくる白い液体をヤラピンといいます。さつまいも特有の成分で、腸の働きを促進する効果や便を柔らかくする効果があります。皮に近い部分に含まれているので、皮ごと食べると効果的に摂取することができますよ。

さつまいもの栄養効果をまとめると、

（１）便通改善
食物繊維とさつまいも特有の栄養素・ヤラビンのＷ効果！
（２）美容効果
ビタミンＣとカリウムで、美肌・むくみ解消！
（３）生活習慣病予防
高血圧予防・肥満防止・動脈硬化予防に加え、風邪やウイルスに負けないカラダに！

といったかんじでしょうか。
これは、積極的に摂取するしかないですね！！

さつまいもの効果的な食べ方

優れた栄養効果のあるさつまいも、どのように食べるのがより効果的なのでしょうか？

（１）皮ごと食べる
さつまいもの皮には、ポリフェノールや食物繊維、ヤラビンが豊富！
無駄なく栄養を摂取するには、断然「皮ごと」がオススメです！

（２）蒸し焼きにする
水溶性の栄養素であるビタミンＣやカリウムは、茹でてしまうとお湯に溶けてしまいます。蒸したり焼いたりすることで、水溶性のこれらの栄養素も、ほとんど失われることなく摂取することができます。

当店のつぼ焼き芋は、生の状態から、じっくり時間をかけてつぼの中で蒸し焼きにしています。
もちろん、皮も柔らかく、そのまま召し上がって頂けます！
皮と身の境目が、サイコーに美味しい、こちるのつぼ焼き芋です。

さつまいもの品種

さつまいもには、どれくらいの品種があるかご存知ですか？
現在栽培されているさつまいもの品種は40～60種と言われています。

生産量1位は鹿児島県。２位茨城、3位千葉と続きます。
ただ、鹿児島県産のさつまいもは8割が芋焼酎やでん粉の原材料として使用されているため、そのまま食べる用のさつまいもは、茨城・千葉の関東2県の生産量が大半を占めているといえますね。
当店でも、シルクスイートは茨城県、紅はるか・紅あずまは千葉県の農家さんから。
時期によって、徳島の鳴門金時・大分の甘太くんなども仕入れています。

たくさんの種類があるさつまいも。ここ最近の焼き芋ブームで、品種ごとの楽しみ方が一気に広がりましたよね！
さつまいもは品種によって、食感が様々。
よく「ほくほく系」「しっとり系」「ねっとり系」と表現されるように。
それぞれの特長について、まとめてみました！

【ほくほく系】
2000年代に入る前までは、さつまいもの大半がこのタイプだったと言われています。
確かに、私自身、小さいころの焼き芋のイメージは、「焼き芋＝喉が渇く＝牛乳とセットで食べる」でしたよね。
ほくほく系は、昔ながらの味が楽しめるということで、どこか懐かしさを感じる素朴な味わいと安定した美味しさで根強い人気を誇ります。
主な品種は、紅あずま・紅さつま・鳴門金時などです。

【しっとり系】
「ほくほく系とねっとり系の中間くらいの食感」と評されるしっとり系のさつまいもは、上品でなめらかな口あたりが人気。しっかりと甘さを感じつつも、重たくないのが特長です。
主な品種は、シルクスイート・甘太くんなどです。

【ねっとり系】
昨今の焼き芋ブームの火付け役は、このねっとり系品種たち。粘り気のある食感と、焼き芋にすると蜜たっぷりの強い甘みは、まるでスイーツを食べているよう。
アツアツの焼き芋の上にアイスを添えたり、断面に砂糖をまぶしてキャラメリゼにしたり、冷やしてから食べたりと、色んなアレンジも広がっています。
主な品種は、紅はるか・安納芋などです。

当店では、色んな系統のさつまいもを順次焼いていきますので、ぜひ食べ比べをしてみて下さいね！