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旬のフルーツのご紹介~りんご~|こちる cochill juice

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こんにちは!日中はまだ強い日差しを感じる日もありますが、朝晩はずいぶん涼しくなって参りました。
キッチンカー内での作業も、過ごしやすくなりました!

さて、本日は、ちょうどこの時期から旬を迎える「りんご」の豆知識について、ご紹介です。

りんごの旬は秋から

「りんごの旬は?」と聞かれ、多くの方は、冬を連想されるのではないでしょうか。
実は、9月下旬頃から冬にかけてが、りんごの旬なのです。
キッチンカー・こちるでも、秋分の日を迎えるころから、今年の新物を取り扱っております!

りんごの種類はどれくらい?

皆さんは、りんごの品種について、いくつ答えられますか?
「ふじ」「ジョナゴールド」最近では、「王林」もメジャーになってきたでしょうか。
実はりんごは品種数が非常に多く、日本では約2,000種、世界ではなんと約15,000種も栽培されているのです。
昔なつかしい酸味が強いりんご・甘い蜜たっぷりのりんご、赤いりんご・黄色いりんご…
色々食べ比べて、お気に入りの品種を見つけるのも、楽しいですよ!

りんごはなぜ1年中食べられるの?

先ほど、りんごの旬は秋からとお伝えしましたが…
「りんごなんて、1年中スーパーで売ってるよ!」と思った方も多いと思います。
そうなんです!りんごは色々な技術開発のかいあって、日本産が1年中おいしく食べられるのです。
それを実現したのが、「CA冷蔵庫」というもの。
「なんだ、よく冷えた冷蔵庫で眠らせているのね。」…と、そんな簡単なものではありません。
果物は、収穫後も実はまだ生きており、人間と同じように、空気中の酸素を必要とします。
CA貯蔵(Controlled Atmosphere:空気調整)は、酸素(空気の1/10)・二酸化炭素・窒素・温度・湿度をバランスよく調整することで、鮮度を保ったまま長期貯蔵を可能とする方法です。
これによって、りんごの呼吸を極限まで抑えることができるのです。
普通の冷蔵とCA冷蔵を時期によって使い分けることで、むらなく1年中、りんごを流通できるようになっています。

名前のフシギ。「ふじ」と「サンふじ」は別品種?

お店に並んでいるりんごで、「サンふじ」のように、頭に「サン」がついているものを見かけることがあると思います。
「ふじ」と「サンふじ」は、異なる品種なのでしょうか?
答えは…、同じ品種です!では、なぜ呼び方が違うのか?
その違いは、栽培方法にあります。
「サンふじ」の「サン」は太陽の「サン(SUN)」を意味し、りんごに袋をかけないで栽培する「無袋りんご」のことを指します。
「サン」がついていないりんごは、生育途中で袋掛けを行う、「有袋りんご」となります。
それぞれの特徴を見ていきましょう!
■無袋りんご■
【メリット】
・日光を充分に浴びるため、糖度が増す
・豊潤でコクのある味
・ビタミン・ミネラルも豊富になり、栄養価が高い
【デメリット】
・風雨にさらされるため、表面が傷つきやすい
・色が薄いことが多い、色むらができやすい
■有袋りんご■
【メリット】
・病害虫の被害が少ない
・ザラザラの無い、滑らかな表面で美しい
【デメリット】
・日光を浴びる量が少ないため、糖度が低め

キッチンカー・こちるでは、ジュース用にりんごを使用するため、見た目の美しさより、高糖度・高栄養価が特徴の「無袋りんご」を中心に仕入れを行っています!

こちらの写真は、長野県のりんご農家さんを訪れた際の1枚です。
りんご