Site Overlay

【Column】環境問題を考える|こちる cochill juice

この記事をシェアする

6月は環境月間。
来月7月1日からのレジ袋有料化も間近に控えているため、今月は、環境…主にプラスチックごみについて、ブログを書いていこうと思います。
本日は、プラスチックストローについて、まとめさせて頂きます!

なぜ?プラスチックストロー廃止の動き

スターバックスやコンビニ各種でも進む、プラスチックストローの廃止。
代わりの紙ストローは、長時間使用できないなど、使い勝手が悪い…。
そもそも、プラスチックカップやペットボトルのほうが、使っているプラスチックの量も多いはずなのに、なぜストローを廃止しているの?
そうですよね、そのような疑問の声が上がるのもわかります。

実際に、プラスチックごみの中で、ストローが占める割合はわずか1%程度とも言われています。
だったら、もっと他のプラスチックごみを廃止したほうが、効果が大きいのでは?
根本的な解決方法としては、おっしゃる通り!

それでも、はじめにプラスチックストローの廃止を進めているのはなぜか?
その理由は大きくわけて2つ。

1  他のプラスチック製品に比べ、廃止にしても影響が小さいから
2  ストローは小さく、リサイクルしにくいから

 
 
そして、2018年に配信された、ストローが鼻に詰まってしまったウミガメの映像の衝撃度から、一番初めにプラスチックストローがフォーカスされたことも要因かと思います。

つまり、廃止しても影響が小さく、リサイクルしにくいストローは、「使わないこと」にすればプラスチックのごみの量を減らせる、というわけなのです。

海洋プラスチックの問題とは?

「プラスチックストローを使っていると、海洋汚染につながる」
そういう説明を受け、疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
「プラスチックストローを使っていても、もちろんごみ箱に捨てている」
「ストローに限らず、海にごみを捨ててしまったことなんてない」
大半の方はそうですよね…。
そして実際に、海に留まってしまっているプラスチックごみのほとんどは、海で捨てられたものではありません。

海洋プラスチックの多くが、街中に捨てられたごみあるいは、ごみの輸送中に落ちてしまったごみなのです。

街中にポイ捨てされたごみや、収集しきれなかった小さなごみは、風雨にさらされる中で、側溝に集まっていきます。
それらが川へと流され、最終的には海にたどり着きます。
世界中の海にたまるプラスチックごみは、年間800万トン(スカイツリー222つ分の重量!)もの量だとされています。
はじめは大きかったごみも、紫外線や波などの力によって細かく砕けていきます。
5mm以下になったプラスチックを「マイクロプラスチック」と呼ぶのですが、このマイクロプラスチックは自然界で消滅せずに海面に浮遊し続けるので、魚や海鳥たちが誤って食べてしまうといった問題が深刻化しているのです。


 
 
 
 
 
アメリカの団体が2018年に調査した結果によると、海のごみトップ10のなかで、ストローは7位に位置しています。
プラスチック製品の全体の割合からすると、プラスチックストローは、海洋プラスチックごみとして海洋汚染を引き起こす大きな原因となりうると位置づけられています。

(出典:https://oceanconservancy.org/wp-content/uploads/2018/07/Building-A-Clean-Swell.pdf

プラスチックストロー廃止が広がる背景について、ちょっとだけ理解が深まりましたでしょうか?

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
無添加フルーツジュース専門店・こちるでは、環境省が進めている「プラスチック・スマート」の活動に賛同し、プラスチックの蓋やストローの削減に努めております。
ご不要な方は、レジにてその旨をお伝えいただけますと幸いです!
※プラスチックストローの代わりに、紙ストロー・草ストローをご用意しております。
 「エコストロー界の革命児」との呼び声高い、草ストローについては、次回ご紹介をさせて頂きます!お楽しみに!!